自転車の交通ルール周知に工夫を

タウンニュース1月4日掲載

 横浜市は自転車総合計画の取組の一環として昨年5月に冊子「みんなのサイクルルールブック」を作成しました。自転車安全利用の意識改革をめざしたもので、道路交通法についてイラストを入れて分かりやすく解説しています。

 自転車は法律上、「車両」で左側通行が大前提。そのうえで13歳未満のヘルメット着用や歩道通行の原則禁止(13歳未満および70歳以上は除く)、交差点の2段階右折などが定められています。また、子どもを前で抱っこした状態での運転禁止や子どもとの乗車は6歳未満の幼児2人までとなっていることなど、様々なルールがあります。しかし、街中ではこれらのルール違反をよく見かけるのではないでしょうか。

 要は、ルールが知られていない。子どもや高齢者をはじめ自転車の利用者が被害者・加害者になってしまう不幸な事故をなくすためにも自転車の交通ルールの周知をもっと充実させるべきです。また高額賠償が認められた判例もあり保険の重要性も広報すべきです。

 市内各区で区役所や警察署が協力し交通安全対策を行っていますが、子育て世代や高齢者に対してはまだまだ周知は十分とは言えません。そこで警察署が4署ある中区をモデルケースに、交差点などで自転車の取締りを行うのも1つです。道路利用者に自転車の交通ルールをしっかり示すことができ、より効果的な周知につながると思います。

 今年、中区は区制91年目となり100年にむけた一歩を踏み出します。これからも地域の皆様の声をしっかり聴き、市会議員の仕事に取り組んでいきます。

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